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広告費1.3万円で目標達成率300%!|田子浦みなと祭りのボランティア募集にSNS広告を活用(富士市・田子浦まちづくり協議会様)

広告費1.3万円で目標達成率300%!|田子浦みなと祭りのボランティア募集にSNS広告を活用(富士市・田子浦まちづくり協議会様)

静岡県富士市の田子浦まちづくり協議会様と取り組んだ、田子浦祭りのボランティア募集の事例です。Instagramの投稿宣伝と5種類のMeta広告を配信し、広告費1.3万円で目標達成率300%を実現しました。

チラシでは集まらなかった地元のお祭りボランティア。SNS広告を使って3件の応募を獲得。

地域のお祭りやイベントを運営する皆様、ボランティア集めに頭を悩ませていませんか?

「チラシを一生懸命配っても、なかなか参加者が集まらない」「できれば若い世代にも関わってほしいけれど、どう声を届ければいいのか分からない」——そんな切実な声をよく耳にします。

今回は、静岡県富士市でまちづくりに取り組む「田子浦まちづくり協議会様」と一緒に挑戦した、SNS広告(Meta広告)を使ったボランティア募集の事例をご紹介します。

「お祭りの担い手集めにSNS広告?」と少しハードルが高く感じるかもしれませんが、結果として約1万3千円の広告費で、目標だった20代の方1名を含む3名の方に実際に足を運んでいただくことができました。

この記事では、「ページの閲覧数」や「広告のクリック数」だけでなく、「実際の申し込み数」というシビアな視点で結果を振り返ります。たくさん見られた広告が一番人を集めたのか?男性、女性からの反応はどうだったのか?など、数字を並べて初めて見えてきたリアルな気づきをまとめました。 SNS広告を試してみようか迷っている方の、背中を押す一つの判断材料になれば嬉しいです。

お客さまについて

田子浦まちづくり協議会様は、静岡県富士市の田子浦地区で、地域のつながりを深めるまちづくり活動に日々取り組まれている団体です。

今回ウィスカーでご支援したのは、「ふじのくに田子の浦みなと公園」を会場として開催される「田子浦みなと祭り」のボランティア募集です。

課題

ご相談いただいた時点で協議会様が抱えていた一番の課題は、ずばり「ボランティアを募集しても、なかなか人が集まらない」ことでした。

これまでもチラシを丁寧に作成し、地域での呼びかけを行ってこられましたが、それだけでは新しい参加者、特に若い世代に情報が届きにくい状況が続いていました。そこで今回は「今までとは違うアプローチを試してみよう」と、InstagramやFacebookに配信できるMeta広告を活用することになりました。

協議会様からは、もう一つ強い要望を頂いていました。それは「若い世代に参加してほしい」ということ。ご相談の際、「20代の方が1人でも来てくれれば本当にうれしい」と伺ったのをよく覚えています。そのため、今回のプロジェクトでは「20代のボランティア申し込み1人獲得」を、私たちが目指す大切なゴールとして共有しました。

なお、今回の募集には少しハードルとなる条件もありました。会場は車での来場者が多い港周辺ですが、ボランティア用の駐車場は用意できないという点です。この条件がどう影響するか、というのも一つのポイントでした。

課題解決へのアプローチ

最初に確認・整理したこと:広告の数字に惑わされないために

広告を出す前に、協議会様と一緒に「何をもって成功とするか」をすり合わせました。 広告の管理画面には「表示回数」や「クリック数」など、景気の良い数字がたくさん並びます。しかし、本当に知りたいのは「実際に何人が申し込んで、当日来てくれたか?」ですよね。

そこで、広告上の「閲覧された数(LPV:ランディングページビュー)」や「リンククリック数(CV数:コンバージョン数)」と、実際の「参加者数」をしっかり分けて振り返ることをルールにしました。閲覧数やクリック数はあくまで「募集ページが開かれたり、リンクをクリックしてくれた回数」であり、応募人数ではないことを事前にお伝えしています。

提案した方向性と、その方法を選んだ理由

今回は、限られた予算の中で最良の結果を探るため、2つの異なる広告配信方法(「簡易広告」と「詳細広告」)を同時に走らせるご提案をしました。 ※正式名称では

  • 簡易広告(Instagram投稿の宣伝): Instagramの既存の投稿をそのまま宣伝する、手軽な方法。

  • 詳細広告(Meta広告マネージャで作成した広告): Meta広告マネージャで、2種類以上の異なる画像や文章(クリエイティブ)を用意し、細かくターゲットを設定して配信する方法。

【なぜ2つの方法を選んだのか?】
今回は我々がサポートさせていただくのですが、本来お客様にとって一番良い形は、お客様自身で自由にSNS広告を出せるようになることです。

よって、知識がなくても扱える「簡易広告」という選択肢も視野に入れました。しかし、簡易広告は細かいターゲティングができないことが弱点でもあります。そのため、どちらがお客様にとって最適化を測るためにも、「簡易広告」「詳細広告」の2パターンをご提案させていただきました。

また、「チラシ以外の新しい層(特に20代)に届けたい」というご要望に対し、年齢や地域を絞って少額から試せるMeta広告は非常に相性が良いと判断しました。その上で、手軽な「簡易広告」と、作り込んだ「詳細広告」のどちらが地域イベントの募集に向いているのか、実データを取って今後の活動に活かしていただきたいと考えたためです。

実際に行ったことと、特に工夫したポイント

簡易広告では、Instagramの投稿を活かして2026年8月7日から2週間配信しました。

一方、詳細広告では、切り口の異なる5種類の広告(A〜E)を制作し、Meta Business Suiteを通じてInstagramとFacebookの両方に配信しました。

【工夫のポイント】 あえて5種類もの広告を作ったのは、「どのメッセージが一番心に響き、実際の行動(参加)につながるか」を比べるためです。 予算や配信条件がそれぞれ異なるため厳密なテストとは言えませんが、これによって「ただ見られただけの広告」と「参加の背中を押した広告」の違いが浮き彫りになりました。

お客さまの反応と実施結果

結論から言うと、2つの広告を合わせた配信費13,594円で、3名の方がボランティアとして参加してくださいました! そのうち1名は見事20代の方で、「20代の参加者1人」という目標を無事に達成することができました。

「たくさん見られた広告」=「参加者が多い広告」ではない?

結果を振り返って非常に興味深かったのは、ページが閲覧された単価(LPV単価)と、実際の参加者1人を獲得するのにかかった広告費が、見事に「逆転」したことです。

配信方法

広告配信費

ページの閲覧数

参加者

参加者1人あたりの広告費

簡易広告

6,800円

1,114件

1人(44歳男性)

6,800円

詳細広告

6,794円

811件

2人(26歳・60代男性)

3,397円

簡易広告は、いいねや保存などの反応も良く、多くの方の目に留まりました(閲覧単価も安く済みました)。しかし、実際の参加につながった人数で言えば、ターゲットを練って複数配信した詳細広告の方が2倍の成果を出しています。 「たくさんの人に見てもらうこと」と「実際の行動を起こしてもらうこと」は全く別物なのだと、数字がはっきりと教えてくれました。

※実際に申し込みにつながった「広告 C」

女性は見てくれていたのに、なぜ問い合わせはゼロだったのか

詳細広告のデータを見ると、男女の閲覧比率はほぼ半々(男性48%・女性52%)で、若い女性も募集ページをしっかり読んでくれていました。しかし、実際の問い合わせはすべて男性からで、女性からの応募はゼロでした。

これには「駐車場がない」という条件が大きく影響したのではないかと仮説を立てています。車社会のこの地域で、参加するためには徒歩か自転車という手段しかなく、交通手段のハードルが参加をためらわせた一因かもしれません。

※特に20代、30代の女性から反応が圧倒的に良かった「広告D」。

担当の一言

今回のプロジェクトで大切にしたのは、単に「バズる」「見られる」広告を作ることではなく、お祭りの現場に足を運んでくださる「人」と出会うための導線づくりでした。

詳細広告の中で最も手応えがあった「広告C」から、目標だった26歳の男性と60代の男性が実際に来てくださった時は、本当に嬉しかったです。一方で、女性の閲覧は多かったのに参加に結びつかなかった点は、今後の大きな改善ヒントになりました。

広告は魔法の杖ではありませんが、「誰に、どう伝えるか」を考え抜くことで、チラシだけでは出会えなかった人たちと確実につながる力を持っています。この経験が、同じように担い手不足に悩む地域の皆様にとって、前を向く一つのきっかけになれば幸いです。

募集の目的と「見るべき数字」の整理からご相談ください

「お祭りやイベントのボランティアをもっと集めたいけれど、今のやり方では限界を感じている」 「SNS広告に興味はあるけれど、何から手をつければいいか分からない」 そんなモヤモヤを抱えている段階から、ぜひウィスカーにご相談ください。

私たちは、「とりあえず広告を出しましょう」とは言いません。まずは「どんな人に来てほしいのか」という目的を一緒に整理し、どの数字を見て判断すればいいのかという「振り返りの基準」を作るところからサポートします。デザインやウェブ制作、マーケティング、そしてAI活用まで、目的とご予算に合った等身大の方法を、是非二人三脚で考えさせてください。

その手作業、どこまで減らせるか一緒に考えます。

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