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地域の生涯学習施設や自治体、企業で生成AIの研修を企画したいけれど、専門用語の説明だけで終わってしまわないか、参加者が実際に使えるようになるか不安に感じている方もいるのではないでしょうか。
この記事では、静岡県静岡市葵区にある西奈生涯学習センター様からのご依頼で開催した、全2回講座「業務に活かせる!生成AI実践活用術」の第1回目(前半)を例に、生成AI初心者向け研修の企画から当日の進行、参加者の反応までを紹介します。
今回のセミナーでは、生成AIとGemini Notebook(NotebookLM)の基礎を専門用語をかみ砕いて説明したうえで、参加者ご自身の端末を使って実際に操作する時間を設け、翌日の仕事からすぐに試せる内容を目指しました。
結果として、参加者アンケートでは、19名中15名が「学んだことを仕事で活かせる」と回答してくださいました。
西奈生涯学習センターは、静岡県静岡市葵区にある生涯学習施設です。地域住民を対象に、さまざまな講座や学習の機会を提供しています。
https://sgc.shizuokacity.jp/lc/nishina/
生成AIは便利だと聞くけれど、何から学べばよいか分からない。そうした声は、多くの現場で聞かれます。
西奈生涯学習センターでやらせて頂いた今回の講座も、生成AIへの関心が高まる一方で、AI・生成AI・LLM・RAGといった用語や仕組みが分かりにくく、業務で安全にどう使えばよいか、具体的な活用手順まで理解する機会が必要だという課題から出発しています。
講座の対象は、生成AIを初めて学ぶ方や、業務への活用方法を知りたい地域住民・社会人です。実際に参加されたのは、30代女性2名、40代女性6名、50代男性4名、50代女性5名、60代男性2名の合計19名でした。幅広い年代の方が参加してくださいました。

講座を設計する前に、全2回講座全体のゴール、第1回で扱う範囲、参加者の生成AIに対する習熟度、Googleアカウントや端末の準備状況を確認しました。そのうえで、基礎理解からGemini Notebookの実操作までを、1回の講座の中で完結できる構成に整理しました。
Step01 専門用語を、身近なたとえや図で説明
Step02 セキュリティ上の注意点を共有
Step03 Googleアカウント・Chrome・Gemini Notebookの準備
Step04 音声データの要約まで
これらを一緒に進める体験型の講座としました。
この方法を選んだのは、生成AI初心者の方が、用語の説明だけで置いていかれないようにするためです。自分の手で操作し、話し合いの録音をGemini Notebookで要約するところまでを一連の流れとして経験することで、実務での使い方を具体的にイメージしやすくなると考えました。
まずは基礎知識のインプットから。
生成AIと従来型AIの違い、LLM(大規模言語モデル)・マルチモーダルAI・RAGの仕組み、Gemini Notebookの用途、AI利用時に注意したい情報漏洩や誤情報、運用リスクについて解説しました。
後半は実習をメインに構築。
Googleアカウントの準備、Gemini NotebookへのWebサイトURLの登録、AIへの質問操作を行ったあと、2〜3人のグループに分かれて「働きやすい職場」をテーマに10分間話し合い、その内容をスマートフォンで録音しました。録音データはGoogle Drive経由でパソコンへ移し、Gemini Notebookに追加して、プロンプトを使った要約を体験していただきました。

専門用語を丁寧にひとつずつ分解して説明することを意識しました。特にAI関連の専門用語には横文字が多く、実は我々も頑張って覚えています笑。たとえばRAGは「物知りな人に、適切な資料を渡す人」と表現するなど、専門知識がなくても理解しやすい言葉を選びました。
操作手順は、画面単位・ステップ単位で示し、Googleアカウントを持っていない参加者にも対応できる進行にしました。
セキュリティについては、禁止事項を伝えるだけでなく、「公開情報だけでもできることは多い」という視点もあわせて共有しました。使うリスクと使わないリスクの両方を比較し、参加者ご自身が判断できるようにすることを意識しています。
Gemini Notebook(NotebookLM)、Google Drive、Google Chrome、Googleアカウント、スマートフォンのボイスメモ/レコーダー機能、Geminiのほか、ChatGPTやClaudeなどの生成AIサービスについても紹介しました。

講座後のアンケートでは、「今回の講座で学んだことを、ご自身のお仕事の中で活かせそうか」という問いに、19名中15名の方が「活かせる」と回答しました。満足度は94.7%でした。この値はかなり高いです!と担当者の方にも大変喜んでいただきました。
また、ご参加いただいた方からは、次のような感想をいただいています。
使ったことのない超便利なアプリの操作が知れてとても勉強になりました
全く知らないソフトでしたので学べてうれしいです。わかりやすく、スピードもついていけたのでとても良かったです
いろんな質問に丁寧に答えて下さり、大変助かりました
世代間のIT知識が違いすぎて、職場でも聞きづらい内容を聞くことができてよかったです。仕事で会議議事録を書くことが多いので、なんとか時間短縮したいと思っています
いろいろな情報がある中で、市が主催している講座で安心して学ぶことができました
Gemini Notebookは初めて聞きました。試しに職場で2人だけの会話を録音して聞いてみたところ、AIがしっかり聞き取っていて驚きました
仕事でGemini Notebookを使っていますが思うように活用できていません。実践的な活用講座がありがたいです
講座中は、複数回の質疑応答の時間に加えて、次回への希望を伺うフィードバックの時間も設けました。「値段は高くなってもよいので回数を増やしてほしい」「休日の講義を増やしてもらえれば助かります」「2回は少ないので、6回〜10回でレッスンを受けたい」といった声もあり、継続的な学びへの関心を持っていただけた方もいて、アンケートを読んでいて胸が熱くなりました。
一方で、「PCの基本的な知識がないと時間が足りなかった」という声もありました。参加者のITスキルに応じたフォローの必要性も、今回の講座を通じて見えてきた点です。

今回の講座で大切にしたのは、生成AIを「難しい最新技術」として説明するのではなく、参加者の皆さんが自分の仕事に置き換えて理解し、その場で一度、成功体験を得られるようにすることでした。基礎、リスク、実操作の順に進め、安心して試せる設計を意識しています。
印象に残っているのは、生成AIが年齢や専門経験にかかわらず、適切な説明と手順があれば誰でも活用できる可能性を持っているということです。
AI研修は、機能を紹介するだけでは実務での定着につながりにくいと感じています。参加者のレベルや普段の業務に合わせた体験設計が重要です。ウィスカーでは、基礎の解説からセキュリティ、実際の操作、業務への落とし込みまでを一貫して組み立てています。
富士市内で生成AI研修やAI導入支援をお探しなら、地域トップクラスの支援実績を持つウィスカーにお任せください。
ウィスカーは、富士商工会議所のAI専門家として登録されており、年間50回以上のAIセミナーを実施。年間700名以上の方にご受講いただいています。富士市役所や静岡市役所からの公的機関からの依頼による研修・講演実績もあり、生成AIの基礎研修から、各種AIツールの業務活用、社内へのAI導入・定着まで幅広く支援しています。
「自社の業務にAIをどう取り入れたらよいか分からない」「社員向けのAI研修を実施したい」といった段階からでも問題ありません。ご相談からご提案まで無料で対応させていただきます。まずはお気軽にお問い合わせください。
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