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会議の録音から要約・資料化までを体験|静岡市 西奈生涯学習センター様「生成AI実践活用術」第2回セミナー実績

会議の録音から要約・資料化までを体験|静岡市 西奈生涯学習センター様「生成AI実践活用術」第2回セミナー実績

会議音声の録音からGemini Notebook(旧NotebookLM)での要約、タスク整理、Gamma AIによる資料化まで、初心者が実務でAIを使いこなすための工夫と講座の様子をご紹介します。

「生成AIが便利なのは分かったけれど、実際の仕事ではどう使えばいいのだろう?」

静岡市葵区の「西奈生涯学習センター」様よりご依頼いただき、2026年7月18日に全2回講座「業務に活かせる!生成AI実践活用術」の第2回セミナーを実施しました。

AIの講座やニュースに触れたあと、多くの人が最初にぶつかるのがこの壁ではないでしょうか。チャット画面に向かって何か質問してみても、当たり障りのない答えが返ってくるだけで、「これなら自分でやった方が早いかもしれない」とそっと画面を閉じてしまうケースは珍しくありません。

今回の第2回セミナーで目指したのは、そうした「知っているけれど使えない」という状態から一歩抜け出し、参加者の皆さまが自分の手で「会議の録音から要約、タスク整理、プレゼン資料の作成」までを一通り体験していただくことでした。

この記事では、パソコンやスマートフォンの習熟度が異なる30代〜60代の参加者19名が、どのようにAIを実務へつなげる感覚をつかんでいったのか、講座設計の工夫や現場でのリアルな反応とあわせてご紹介します。

目次

地域住民の「学びたい・活かしたい」を支える西奈生涯学習センター様

今回ご依頼をいただいた西奈生涯学習センター様は、静岡市葵区にある生涯学習施設です。地域の住民の方々に向けて、暮らしや仕事に役立つさまざまな講座や学習の機会を提供されています。

2026年7月11日に実施した第1回セミナーでは、生成AIの基本的な仕組みやリスク、そしてGoogleのAIツール「Gemini Notebook(旧NotebookLM)」の基本操作を一緒に学びました。第2回となる今回は、その基礎知識を土台にして「明日の仕事から具体的にどう使うか」を体得する実践編として企画されました。

施設情報:静岡市 西奈生涯学習センター 公式ページ

「録音した会話をどうAIに入れ、どう資料にするのか」という実務の壁

ご相談いただいた背景には、生成AIへの関心は高まっているものの、実際の業務フローに組み込む具体的なイメージが湧きにくいという課題がありました。

たとえば、日々の仕事の中で誰もが時間を取られている「会議の議事録作成」や「打ち合わせ後の資料作り」。ここにAIを使えそうだという話は聞いたことがあっても、いざ自分でやろうとすると細かな疑問が次々と出てきます。

  • スマートフォンやパソコンで録音した音声データを、どうやってAIに読み込ませるのか

  • どんな指示(プロンプト)を出せば、単なる文字起こしではなく「決定事項」や「今後の課題」としてきれいに整理されるのか

  • 整理した文章を、どうやって会議用のスライド資料に変換するのか

さらに、今回の講座には30代から60代まで幅広い世代の社会人・地域住民19名が参加されており、普段使っている端末(Windows・Mac・スマートフォン)やパソコンの基礎知識にも個人差がありました。

一部の詳しい人だけが盛り上がるのではなく、参加者全員が操作で迷わず、自分の手で「録音→要約→タスク整理→資料化」の一連の流れを体験できるプログラムが求められていました。

知識のインプットより「その場で一度やり切る」体験を重視した講座設計

Whiskerでは講座を設計するにあたり、まず全2回講座全体のゴールと第1回で扱った内容を振り返り、参加者の皆さまのパソコン・AIの習熟度や使用端末(スマートフォン、Windows、Mac)の違いを整理しました。

そのうえで、機能の説明を長く聞くのではなく、短い話し合いを題材にして、その場で録音から資料化までを一気に体験するグループワーク中心の進行をご提案しました。

新しいツールを学ぶとき、頭で手順を覚えようとすると難しく感じますが、「自分がさっき話した10分間の会話が、数十秒で議事録になり、さらにスライド資料になる」という変化を一度でも目の当たりにすると、使い方のイメージは一気に具体的になります。

当日は、初心者の方が途中で置いていかれないよう、端末やOSごとの違いを分けて説明しながら、次の7つのステップで講座を進めました。

1. 第1回の復習と「Gemini Notebook」の基本整理

まずは第1回の振り返りとして、ツールの名称が「NotebookLM」から「Gemini Notebook」へ変更されたことを共有しました。あわせて、一般的なAI(LLM:大規模言語モデル)と、自分が渡した資料だけをもとに答える仕組み(RAG:検索拡張生成)の違い、情報源(ソース)の重要性、社内Wikiのような活用方法やStudio機能についておさらいしました。

2. 10分間のグループワークと音声録音

続いて、2〜3人の少人数グループに分かれ、「働きやすい職場を作るなら、どんな仕組みやルールを作るか」というテーマで10分間の話し合いを行いました。ただ雑談するのではなく、このあとの要約ワークの素材にするため、各自のスマートフォンまたはパソコンで会話を録音していただきました。

3. 録音データの取り込み(つまずきやすいポイントの解消)

実は、自宅や職場でAIを試そうとして挫折する一番の原因は、AIの難しい理論ではなく「ファイルがどこに保存されたか分からない」「読み込み画面に出てこない」といった入り口の操作にあります。

今回の開催時点(2026年7月18日)では、録音データを保存したGoogle DriveからGemini Notebookへ直接音声を追加しようとしても、選択画面に表示されない仕様になっていました。そこで講座では、一度Google Driveからパソコンへ音声データをダウンロードし、そこからGemini Notebookへアップロードする手順を、WindowsとMacそれぞれの画面に合わせて丁寧に案内しました。

4. プロンプトを使った議事録・要約の作成

音声データを取り込んだあとは、要約用のプロンプト(指示文)を入力し、10分間の会話がどのように整理されるかを確認しました。単なる要約ではなく、「決定事項」と「協議中の事項」を分けて箇条書きで出力させることで、そのまま実務の議事録として使える形を体験していただきました。

5. 「誰が・何を・いつまでに」を抽出するタスク整理ワーク

会議のあとに本当に大切なのは、議事録を残すこと以上に「次に誰がいつまでに何をするか」が明確になっていることです。

そこで2つ目のワークとして、「予算100万円で社内イベントを実施する」という具体的なテーマを設定しました。イベント内容や担当者、準備期限を決める話し合いを行い、AIを使って会話の中から「誰が・何を・いつまでに」というタスクを整理する実践を行いました。

6. Gamma AIを使ったプレゼン資料への自動変換

Gemini Notebookで整理したテキストデータを、今度は資料作成AIツール「Gamma AI」へ取り込み、プレゼンテーション資料に変換する工程を体験しました。文字だけのメモが、見出しやレイアウトの整ったスライドへと目の前で変わっていく様子は、多くの参加者が驚かれるポイントとなりました。

7. 実務で使い続けるための管理術とセキュリティの解説

最後に、日常業務で継続して使っていくための知識として、以下の4点を紹介しました。

  • Bookshelf拡張機能:増えていくノートブックを整理・管理する方法

  • 無料版と有料版の違い:利用上限や機能面の違い

  • セキュリティの注意点:業務データを扱う際に気をつけるべきポイント

  • Gemの活用:毎回同じ指示を入力する手間を省き、定型作業を効率化する方法
    ※2026年11月17日より、「Gem」は「スキル」という機能に自動的に移行されますのでご注意ください。

特に工夫したポイント:プロンプトを「自分だけの資産」にする方法

AIを使う際、「どう指示を書けばいいか分からない」と悩む方は少なくありません。今回の講座では、初心者向けの簡単なプロンプト例と、Whiskerが実際の実務で使用している詳細なプロンプトの両方を配布・共有しました。

プロンプトを書くときは、最初に「何をしてほしいか」という結論を書き、そのあとに条件や詳細を伝えるとAIが意図をくみ取りやすくなります。

さらに今回はもう一歩踏み込んで、「AIから良い回答が返ってきたときに、次回から同じ形式で答えてもらうためのプロンプトをAI自身に作らせる方法」をお伝えしました。

たまたまうまくいったやり取りを一度きりで終わらせず、「今の出力とても良かったです。次回から別の音声データでも同じ形式で要約してもらいたいので、あなたに指示するためのプロンプトを作ってください」とAIに頼むのです。この方法を知っておくと、ゼロから指示文を考える負担がなくなり、社内で再利用できるプロンプトが自然とたまっていきます。


受講者19名全員が肯定的な評価、約95%が「仕事に活かせる」と回答

講座終了後のアンケートでは、回答いただいた参加者19名のうち「満足」が16名、「ほぼ満足」が3名となり、参加者全員から肯定的な評価をいただきました。

また、「今回の講座で学んだことは仕事に活かせるか」という質問に対しては、15名が「活かせる」、3名が「やや活かせる」と回答しており(あまり活かせない1名)、9割以上の方が実務での活用イメージを持てたことが分かりました。

参加者の皆さまから寄せられた声

  • 「プレゼン資料の作り方が非常に役立った」

  • 「説明が分かりやすかった」

  • 「会議議事録の時間短縮に活用したい」

  • 「AIを仕事で使うきっかけになった」

  • 「具体的な活用事例を直接教えてもらえてためになった」

さらに今後の開催についても、「講座の回数を増やしてほしい」「休日開催を増やしてほしい」「6〜10回の継続講座を希望する」といった熱意のあるご要望が多く寄せられました。西奈生涯学習センターのご担当者様からも非常にご好評をいただき、「ぜひまた次回もお願いしたい」との言葉をいただいています(具体的な次回日程は現時点で未定です)。

一方で、「パソコンの基本的な知識がないと時間が足りなかった」という率直なご意見もありました。ファイルのダウンロードやフォルダの移動など、AI以前のパソコン操作でつまずく方への時間配分やサポート体制については、今後の講座設計における大切な改善点として受け止めています。

小さな実務から一度体験すると、AIはぐっと身近な道具になる

今回の第2回セミナーで何より大切にしたのは、生成AIの機能をただ紹介して終わるのではなく、参加者の皆さまがご自身の端末で「録音する・取り込む・要約する・担当と期限を整理する・資料化する」という一連の流れを最後まで体験していただくことでした。

会場を回っていると、最初はスマートフォンの録音データを取り込む手順で緊張されていた方が、自分たちの10分間の会話がAIによってきれいに要約され、「決定事項」や「担当者・期限」まで整理されて画面に出てきた瞬間に、ぱっと表情を明るくされる場面が何度もありました。

「これならうちの職場の会議でも使える」「議事録作成の時間が減らせそう」という言葉を直接伺えたとき、やはり実際に手を動かしてもらう実践形式にしてよかったと強く感じました。

生成AIというと「うまい文章を作らせるもの」と思われがちですが、本当の価値は、日々の会議や打ち合わせの音声を整理し、次にやるべきことや期限を明確にして、資料作りまでの手間を減らしてくれるところにあります。

いきなり大きな業務を変えようとしなくても大丈夫です。まずは短い打ち合わせの録音から一度体験してみて、うまくいったプロンプトを手元に残し、再利用できる形にしておくこと。そんな小さな一歩から、日常業務へ無理なく取り入れてみていただければうれしいです。

「何からAIを使えばいいか分からない」という段階から一緒に整理します

Whiskerでは、公共施設や企業・団体様向けの生成AIセミナーの企画・講師から、日々の業務に合わせたAI活用のサポートまで行っています。

「社内でAI研修をやりたいけれど、パソコンが苦手な社員も多くてついていけるか心配」

「議事録作成や資料作りを効率化したいが、うちの業務だとどのツールをどう使えばいいか分からない」

そのような段階でもまったく問題ありません。参加される方の習熟度や普段お使いの端末、現在の業務の流れを丁寧にお伺いしたうえで、「どこにAIを使い、どこを人が担うか」から一緒に整理し、実務で使えるプロンプトや手順をご提案します。

セミナーの開催や社内でのAI活用についてご検討中の方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。

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